つがる市で水耕栽培のメロンの収穫

メロンの栽培が盛んな青森県つがる市で、試験的に行っている水耕栽培で育ったメロンの収穫が行われました。

つがる市では特産のメロンを季節を問わず1年を通じて安定的に生産し産地としての知名度を上げようと4年前から水耕栽培を試験的に行っています。

このうち柏地区にある温室では26日糖度が高く赤い果肉が特徴の品種「レノンハート」の収穫が行われました。

去年の冬に種まきされたレノンハートは養分を含んだ栽培用の箱から太い茎を伸ばし、天井に絡みついたつるにまるまるとした実を付けていて作業に当たった人たちは大きさや形などを確かめながら1つ1つ丁寧に収穫していました。

このあと、収穫した24個の重さと糖度を測って記録をまとめたあと箱に集めていました。

26日収穫したメロンはこのあと東京に向けて出荷し、来月上旬から都内にあるつがる市のアンテナショップでパフェやケーキに加工して販売するということです。

つがる市観光・ブランド戦略課の梶浦宏文専門員は、「今回は糖度が平均15度ほどのよいメロンが収穫できた。次回は夏の暑さの対策をしっかり行って栽培していきたい」と話していました。

つがる市ではこのあと来月中旬までにおよそ500個の水耕栽培のメロンを収穫するということです。