むつ市 津軽海峡で養殖 「海峡サーモン」の水揚げ始まる

津軽海峡で養殖され、「海峡サーモン」のブランドで販売されているニジマスの水揚げがむつ市で始まりました。

津軽海峡に面したむつ市大畑地区では、地元の漁業生産組合が沖合でニジマスを養殖し、「海峡サーモン」のブランドで販売しています。

ことしの水揚げは今週から行われていて、漁業者たちは25日朝も沖合3キロほどのところに設置された生けすから「海峡サーモン」およそ200匹を網を使って次々と漁船に積み込んでいきました。

水揚げされたサーモンは例年よりやや小ぶりの体長およそ60センチ、重さ2.5キロほどで、去年、水温が高かったことなどが影響しているということです。

このあと、組合に戻って「海峡サーモン」の試食が行われ、組合長やむつ市の山本知也市長などが新鮮な刺身を味わい、脂ののりなどを確かめていました。

北彩漁業生産組合の※ハマ田勇一郎組合長は「サイズは去年より小ぶりだが、身の締まりや脂ののり、後味などは変わりなく楽しんでもらえると思う。ことしは100トンの水揚げを達成したい」と話していました。

「海峡サーモン」の水揚げは7月下旬まで続く見込みで、6月16日には、地元でつかみ取りなどが楽しめる「大畑海峡サーモン祭り」が開かれます。

※ハマは「濱」の右側が「うかんむり」+「眉」+「ハ」