奥入瀬渓流の魅力向上へ 協議会 シャトルバス増便などを確認

奥入瀬渓流の観光地としての魅力の向上を目指す協議会が開かれ、観光客の混雑を緩和するためシャトルバスを増便することなどを確認しました。

十和田市や県は、奥入瀬渓流や十和田湖について周辺の自然を守りながら、観光地としての魅力を高めようと協議会を設置していて、24日の会議にはおよそ30人が参加しました。

会議では、去年10月の1週間、奥入瀬渓流沿いの国道のおよそ10キロの区間でマイカーの乗り入れを規制した結果、規制時間の終了と同時にマイカーで渓流を見ようという人が増えてさらに渋滞が起きたほか、規制時間帯に運行しているシャトルバスの本数が少ないといった苦情が出たことなどが報告されました。

これを受けてことしは、平日は午後2時、週末は午後3時までだった規制時間を午後4時までに延長するほか、観光客で混雑する時間帯にシャトルバスを増便することなどを確認しました。

会議の議長を務める十和田市の小山田久市長は「マイカー規制の取り組みをしっかりと説明して理解してもらい、誰もが楽しめる渓流となるよう取り組んでいきたい」と話していました。