りんごの魅力発信や住民交流の場 新しい施設完成 藤崎町

りんごの栽培が盛んな藤崎町に町やりんごの魅力の発信や住民どうしが交流するための場として新たな施設が完成し、23日、記念の式典が行われました。

この施設は、町の魅力の発信などを担う拠点にするため、5年前に閉校した弘前実業高校藤崎校舎を町がおよそ3億円かけて改修したもので、藤崎校舎に全国で唯一設置されていたりんごの栽培などを学ぶ「りんご科」ににちなんで全てカタカナ表記で「リンゴカ」と名付けられました。

23日は、町や周辺市町村の関係者らが参加して記念の式典が開かれ、地元の幼稚園児がダンスを踊るなどして完成を祝いました。

施設には、藤崎町の歴史や町がりんごの品種「ふじ」の発祥の地であることなどを紹介するパネルが展示されているほか、スクリーンに映し出された映像をタッチしながら県内で栽培されているりんごの品種について学ぶことができるゲームもあります。

このほか、地元の農家がりんごなどを使った加工品の開発をするための機材を貸し出す部屋や住民がサークル活動などに使える部屋もあり、グラウンドには子どもが飛び跳ねて遊ぶことができる大型の遊具も設置されました。

藤崎町の平田博幸町長は「子どもたちを主役にした施設にしたいとの町職員の思いのもと、とてもいい施設ができた。多くの家族連れに足を運んでもらい、りんごの知識や藤崎の歴史を学んでもらいたい」と話していました。