写真家・映画監督の蜷川実花さん 弘前公園で写真撮影

今月上旬から弘前れんが倉庫美術館で展覧会を開いている写真家や映画監督としても活躍する蜷川実花さんが弘前公園を訪れて、写真撮影を行いました。

弘前れんが倉庫美術館では、今月6日から青森県内では初となる蜷川実花さんがセットデザイナーやデータサイエンティストなどのチームとともに手がけた展覧会が行われていて、花のはかなさや時の移ろいをテーマにした作品群が展示されています。

中には、弘前公園で撮りためた桜の写真で構成した「弘前の春」を表現した展示室も設けられています。

蜷川さんは、弘前公園の桜に魅せられて、2年前からは毎年、桜の時期に撮影を行っているということで、ことしも22日から滞在して撮影を行っています。

23日は、蜷川さんが、公園の中を散策しながらシダレザクラやお堀に浮かんだ花筏、花吹雪など複数のカメラを使い分けて撮影していました。

蜷川さんは「弘前の桜は人と自然が一緒に歩んでいる圧倒的な歴史を感じられて好きです。弘前の人には身近な桜でも視点を変えるだけで見方が変わって面白いということをこの展覧会でも伝えたい」と話していました。

弘前れんが倉庫美術館で開かれているこの展覧会は、ことし9月1日まで行われています。