県のブランド米「青天の霹靂」 宮下知事が生産現場を視察

ことし発表されたコメの味などを評価する「食味ランキング」で県のブランド米「青天の霹靂」が初めて「特A」を逃したことをうけて、宮下知事が生産現場を視察しました。

宮下知事が23日、訪れたのは「青天の霹靂」の苗を育てている平川市の農業用ハウスです。

「青天の霹靂」はことし2月に発表されたコメの味などを評価する「食味ランキング」で本格的に生産を開始して以来、初めて最高の「特A」を逃し「A」となりました。

ハウスの前には津軽地方の生産者およそ50人が集まり、はじめに県の職員がことしも春先から気温が高い日が続いているとして、ハウスの適切な温度管理や田植えの後の田んぼの水の量の管理などを徹底するよう呼びかけました。

宮下知事はハウスの中を視察したのち生産者を前に、「力を合わせて一丸となって最高のコメを作っていきましょう」と激励しました。

コメ農家の平川市の工藤憲児さんは「ことしは育苗も順調なのでしっかりと管理を続けて『特A』奪還を目指して頑張っていきたい」と話していました。

宮下知事は「美しく生育されているイネの苗を見て改めて生産者のみなさんの日々の努力を感じた。県としても気候に応じた適切な指導ができるように取り組んでいきたい」と話していました。

県によりますと「青天の霹靂」の田植えは来月中旬から始まり、ことしの作付面積は過去最大の2300ヘクタール近くになる見通しだということです。