初競り最高値のマグロ釣った漁業者 台湾地震の被災地に義援金

ことしの東京・豊洲市場の初競りで最高値がついたマグロを釣り上げた大間町の漁業者が23日、町役場を訪れ、台湾の東部沖で起きた地震の被災地を支援したいと、義援金100万円を野崎町長に手渡しました。

大間町役場を訪れたのは、ことしの東京・豊洲市場の初競りで1億1424万円の最高値がついたマグロを釣り上げた漁業者の菊池正義さん(57)と息子の正真さん(32)です。

菊池さんは町の神社にまつられている海の守り神「天妃様」の信仰の総本山が台湾にあるなど町と台湾の関係が深いことから、地震の被災地に義援金を贈ることを決めたということです。

菊池さんは、野崎尚文町長に対し義援金100万円が入った封筒を手渡したほか、教育関係の事業に役立ててほしいと義援金とは別に町に100万円を寄付しました。

大間町によりますと、義援金は青森と台湾の親善交流を進める青森県日華親善協会を通じて、地震の被災地の支援に役立てられるということです。

菊池正義さんは「今回、地震に見舞われた台湾で義援金を少しでも役立ててもらえればと思います。また、町の子どもたちに少しでもいい環境で勉強やスポーツをやってもらいたい」と話していました。