県警察本部で「イクボス」を養成するセミナー

部下の仕事と生活の両立を応援する上司、いわゆる「イクボス」を養成するセミナーが県警察本部で開かれました。

「イクボス」とは部下が仕事と育児や介護などの家庭生活を両立できるよう応援する上司のことです。

青森県警察本部では、職員のワークライフバランスの充実を推し進めようと、8年前から幹部職員が「イクボス宣言」を行う取り組みを進めています。

18日は、「イクボス」について理解を深めるセミナーが行われ、小野寺健一本部長や今年度新たに本部の課長になった幹部など21人が参加しました。

セミナーでは講師が休暇や時短勤務で欠員が出ても業務に支障が出ないよう改善を進めることや、上司である「ボス」自身が人生を楽しむことなどの「イクボス」を目指すための10の指標を解説していました。

その後、参加者を代表して、小野寺本部長がみずから「イクボス宣言」を行いました。

県警察本部によりますと、男性職員の育児休業の取得率は平成30年度には9.3パーセントでしたが、前年度はことし2月末時点の暫定値で85.3%と取得率が大幅に高まっているということです。

警務部の伴勝俊理事官は「若い頃、積極的に妻に協力していなかった自身を反面教師として、部下には積極的に育児休暇を取得するよう勧めたい」と話していました。