青森 深浦町 サケの稚魚放流 日本海の水産資源を豊かに

日本海の水産資源を豊かにしようと、18日、深浦町でサケの稚魚の放流が行われました。

深浦町の追良瀬内水面漁業協同組合では、毎年この時期に、養殖したサケの稚魚の放流を行っていて、18日は、追良瀬川が流れる追良瀬親水公園に地元の小学生や漁協の関係者などおよそ80人が集まりました。

用意されたのは、漁協が町の施設でふ化させた体長5センチ、重さ1グラムほどのサケの稚魚、およそ10万匹です。

参加した子どもたちは、大人に手伝ってもらいながら、稚魚が入ったバケツを川岸まで運び、「大きくなってね」などと声をかけながら、ゆっくりと稚魚を放していました。

漁協によりますと、放流されたサケの稚魚は、川から日本海へ移動して4年ほど過ごしたあと、再び川へ戻ってくるということです。

放流を体験した小学3年生の男の子は、「川の流れが速かったけど、サケの稚魚を放すことができてよかったです。川や海でたくさん食べて大きくなってほしいです」と話していました。