弘前藩ゆかりの刀を集めた展示会 弘前市

弘前藩ゆかりの刀を集めた展示会 弘前市

弘前藩にゆかりのある刀を集めた展示会が弘前市で開かれています。

この展示会は、弘前市の「高岡の森弘前藩歴史館」で開かれていて刀や刀身以外の部分の「拵」などあわせて32点が展示されています。

このうち、長さ80センチの刀剣、「太刀 銘 友成作」は、弘前藩の初代藩主、津軽為信が豊臣秀吉から譲り受けたとされ、国の重要文化財に指定されています。

この刀の拵のうち、「さや」などには貝殻を切り出してはめ込んだ「らでん細工」や豊臣家の家紋、「桐紋」が施されています。

このほか弘前藩お抱えの刀鍛冶が制作した刀が初めて展示されているほか、刀剣の見どころを紹介するコーナーも設けられています。

高岡の森弘前藩歴史館の澁谷悠子学芸員は、「分かりやすいパネルを用意してあり刀自体もよく見ると模様にも個性があると分かるので、じっくり楽しんでほしい」と話していました。

「津軽の刀」展は、弘前市の高岡の森弘前藩歴史館で、来月30日まで開かれています。