海の守り神 大間町の神社の「天妃様」台湾への里帰りから戻る

大間町の神社にまつられている海の守り神「天妃様」の像が台湾にある信仰の総本山への初めての里帰りから戻り、16日、現地で寄贈された新しい衣装と飾りを身につけた姿がお披露目されました。

大間町の大間稲荷神社にまつられている「天妃様」は台湾などで信仰されている海の守り神で、先月町の交流団とともに台湾にある信仰の総本山「北港朝天宮」に初めて里帰りしました。

この報告会が16日大間町で開かれ、「北港朝天宮」を訪れたときの映像を見せながら現地での歓迎ぶりなどを紹介しました。

またその際、「天妃様」の新しい衣装と髪飾りが寄贈されたということでその姿がお披露目されました。

このほか会場では今月3日に台湾の東部沖で起きた地震で被災した人たちへの支援も呼びかけられ、訪れた人たちが募金を行っていました。

「天妃様」の里帰りを企画した大間町観光協会の大見義紀会長は「ことし7月の海の日には台湾の北港朝天宮の関係者も大間町に来るので、『天妃様』を中心にマグロに負けない観光のもう1本の柱として台湾からの観光客を誘致していきたい」と話していました。