田植えを前に五所川原市の育苗施設で苗作りが盛ん

来月から始まる田植えを前に、五所川原市の育苗施設で、苗作りが盛んに行われています。

五所川原市金木地区にある農協の育苗施設では、津軽地方の農家の依頼を受けて、毎年この時期にイネの苗作りを行っています。

ことしは、今月上旬から作業が始まっていて、農協の職員など合わせて8人が、機械を使って土を入れた「苗箱」と呼ばれるトレーに、県産米の「はれわたり」と「まっしぐら」の種もみをまき、温度と湿度を一定に保った専用の部屋に運んでいました。

また、2、3センチほどの高さに成長した苗は、日光に当ててさらに成長を促そうと、屋外の農業用ハウスに移し替えられていました。

この施設では、およそ1万6000枚の苗箱を使って、苗を育てることにしていて、高さ15センチほどに成長した苗を、来月上旬から市内外のおよそ70軒の農家へ届けることにしています。

育苗施設を担当している「つがるにしきた農協嘉瀬事業所」の鳴海竜聖さんは、「温度と湿度の管理をしっかりと行って、農家の人たちが秋においしいコメを収穫できるよう、いい苗を育てていきたい」と話していました。