インドの駐日大使が県内企業のインド進出を県に要請

経済成長が続くインドの駐日大使が青森県を訪れ、宮下知事に対し、県内企業のインドへの進出に関心を持ってもらうよう協力を要請しました。

先週、青森県庁で宮下知事と会談したのは、インドのシビ・ジョージ駐日大使です。

この中で、ジョージ大使は「日本とインドは素晴らしい関係を築いている。より一層関係を深めるために、どのような協力ができるかについて話したい」と述べた上で、県内企業を対象にしたインド進出に向けたビジネスセミナー開催への協力を求めました。

一方、宮下知事は、青森県産のりんごのインドへの輸出促進に向けた調査を行っている現状などを紹介しました。

県によると、今回の会談は、インドに進出する日本企業の数を現在の10倍に増やしたいというインド側からの要請に基づいて行われたということです。

表敬訪問後、ジョージ大使は「インドは急激に成長している国なので、ITや食品加工など多くの分野で日本の企業がインドに進出していく機会があると思う。今後は、観光や人材の交流などを通じて協力していきたい」と話していました。