蕪島で今シーズン初めてウミネコの産卵確認 八戸市

八戸市の蕪島で、11日朝、今シーズン初めてとなるウミネコの産卵が確認されました。

ウミネコの繁殖地として知られる八戸市の蕪島には、毎年この時期に多くのウミネコが繁殖のために飛来してきます。

ことしも1月から徐々に増え始め、今では3万羽近いウミネコが飛来しているとみられます。

11日朝6時ごろ、市から委託を受けてウミネコの監視を行っているグループが、蕪嶋神社の境内の2か所でことし初めての卵を確認しました。

ウミネコの卵はニワトリに比べるとひとまわり小さく、親鳥は大事そうに卵を温めていました。

ウミネコ保護監視員の山内亮さんは「親鳥のそばに近づいた際、自分の卵を見てといった感じで立ち上がったときに、卵を確認した。まずは一安心。見に来る人は親鳥にあまり近づかず、遠くからやさしく見守ってほしい」と話していました。

ウミネコの産卵は今月下旬から来月にかけてピークを迎え、およそ1か月でヒナが誕生します。