館鼻公園のサクラを地元市民グループが観測開始 開花まもなく

地元の人に親しまれている八戸市にある館鼻公園のサクラの開花の観測が11日から始まりました。
観測を行っている地元の市民グループによりますと11日は開花していなかったものの、まもなくだということです。

ソメイヨシノやシダレザクラなど38本のサクラが植えられている八戸市の館鼻公園では、以前は気象台の職員がサクラの開花を確認していましたが、平成19年に八戸測候所が無人となったあとは地元の市民グループが独自に開花を観測しています。

ことしは11日から観測が始まり、地元の市民グループや八戸市の担当者など15人あまりが公園を訪れ、サクラの開花の目安となるソメイヨシノの標本木を調べました。

その結果、咲いていた花は1輪も見られず、開花の発表は持ち越しとなりましたが、つぼみは順調に膨らんでいて開花は間近だということです。

「館鼻公園の桜を観まもる会」の河村春己会長は「館鼻公園はほかの場所とは違い、海を見渡しながらサクラを楽しむことができる場所です。これから毎日観測を続けますが例年どおり、みんなが集まってサクラを楽しんでもらいたいです」と話していました。