青森 七戸町 約1200戸断水 11日も小中学校臨時休校

七戸町では9日の雨の影響で町内およそ1200戸が断水となり、町内の2つの小中学校が臨時休校となりました。
断水解消の見通しは立っていないことから、町では11日も学校を臨時休校することにしています。

七戸町によりますと9日の雨で町の浄水場の取水口が木の枝などで塞がれた影響で、町内のおよそ1200戸で断水しているということです。

町は、詳しい原因はわからないものの取水口から浄水場に水を送る導水管になんらかの異常が出たためではないかとしています。

断水の影響で町の七戸小学校と七戸中学校の2校は10日臨時休校となり、このうち8日、入学式を迎えたばかりの七戸小学校の教室に児童の姿はありませんでした。

この学校は11日も臨時休校が決まっていて熊谷純校長は「入学式を終えたばかりなので残念だ。一刻も早く復旧してもらいたい」と話していました。

また、町は近隣の自治体と連携して町内7か所に給水車を配置し、現場では職員たちが給水に訪れた町民への対応に追われていました。

給水に来た町内に住む70代の女性は「こんなの初めてでトイレなど大変で困っている。できるだけ早く解消してほしい」と話していました。

青森地方気象台によりますと七戸町で9日、一日に降った雨の量は22.5ミリで、災害が発生するような雨ではなかったということです。

町によりますと、10日午後5時現在、断水が解消する見通しは立っていないということです。