「わさお」と暮らしていた「ちょめ」観光駅長に 鰺ヶ沢町

ぶさいくだけどかわいいと全国から人気を集め、4年前に死んだ青森県鰺ヶ沢町の秋田犬「わさお」と暮らしていたメスの秋田犬「ちょめ」が地元の駅で観光客を出迎える「観光駅長」に就任しました。

「ちょめ」は、鰺ヶ沢町で「わさお」と一緒に暮らしていた8歳のメスの秋田犬で、去年まで「観光営業主任」や「観光主任」として地元のJR鰺ケ沢駅での出迎え役を務めてきました。

ことしはさらに活躍してもらおうと「観光駅長」に昇格し、JR鰺ケ沢駅の待合室で式典が開かれ、飼い主の工藤健さんに委嘱状が手渡されました。

このあと「ちょめ」は早速駅のホームに立ち、観光列車「リゾートしらかみ」を出迎えると、列車の乗客たちは車窓からうれしそうに写真を撮ったり、手を振ったりしていました。

「ちょめ」は、来年3月末まで、月に数回、駅で観光客の出迎えを行うということです。

飼い主の工藤健さんは「わさおは堂々とした観光駅長でしたが、ちょめは恥ずかしがり屋のおてんば駅長として、駅を使う人たちに愛される観光駅長になってほしいです」と話していました。