春場所優勝 尊富士のパレードを前に五所川原市はお祭りムード

大相撲春場所で優勝し、新入幕力士として110年ぶりの快挙を達成した尊富士の地元 五所川原市では、来月下旬、凱旋(がいせん)パレードが行われる予定で、早くもお祭りムードが高まっています。

五所川原市は、尊富士の凱旋パレードを来月23日から25日までの間のいずれかの日程で、市中心部と出身地の金木地区で開催する方向で伊勢ヶ濱部屋と調整しています。

さらに佐々木孝昌市長は、パレードにあわせて尊富士の化粧まわしに描かれている名物の立佞武多を特別に披露する構想も明らかにしていて、市を挙げてのお祭りムードが高まっています。

このほか「立佞武多の館」では、27日から津軽みそを使った名物の「しょうがみそ こんにゃくおでん」を割り引き価格で販売し多くの人が買い求めるなど、優勝後の盛り上がりが続いています。

埼玉県から親子で訪れた50代の女性は「『優勝おめでとう』の文字をあちこちで見かけ、おでんも安く食べられるなど地元の盛り上がりに触れられてよかった。尊富士と立佞武多が並べばすごい迫力でよいと思う」と話していました。

「立佞武多の館」の佐々木基一館長は「パレードに合わせた立佞武多のお披露目は全国へのPRになるので大いに期待している。街もコロナ禍の打撃から徐々に立て直しているところなので、優勝をきっかけに盛り上げていきたい」と話していました。