110年ぶり快挙 尊富士 出身地の五所川原で凱旋パレードへ

大相撲春場所で優勝し、新入幕として110年ぶりの快挙を成し遂げた青森県五所川原市出身の尊富士について、市は、凱旋パレードを来月下旬に行う方向で調整していることを明らかにしました。

尊富士の地元・五所川原市では28日、市役所で大相撲春場所の優勝を祝う長さおよそ11メートル幅70センチあまりの垂れ幕がお披露目されました。

垂れ幕には「祝初優勝おめでとう!郷土の誇り尊富士関」と書かれています。

市役所に手続きに訪れた30代の女性は「偶然、貴重な瞬間に立ち会えてうれしい。地元の若い力士が全国に名を知られる活躍をしているのは誇らしく、垂れ幕でさらに地元も活気づくと思う」と話していました。

お披露目のあと、五所川原市の佐々木孝昌市長は報道陣を前に、尊富士の凱旋パレードを来月23日から25日までの間のいずれかの日程で開催する方向で、所属する伊勢ヶ濱部屋と調整していることを明らかにしました。

パレードは、本人の強い希望で、市中心部に加えて出身地の金木地区でも開催し、新たに設けられた市民栄誉賞の授与も合わせて行うということです。

佐々木市長は「優勝以来、市のホームページへのアクセスが3倍近くに急増し、地元も興奮状態が続いている。相乗効果で街が元気になるチャンスにしたい」と話していました。