つがる市で増え続ける空き家の対策セミナー
増え続ける空き家への対策を考えるセミナーがつがる市で開かれました。
このセミナーは、27日、つがる市が開き、30人の定員を超えるおよそ50人が参加しました。
講演を行った弘前市の不動産会社の代表は、はじめにつがる市にあるおよそ1万3000戸の住宅のうち、1割を超えるおよそ1450戸が空き家となっていると説明しました。
そして空き家の所有者が認知症になった場合、代わりに財産の管理を行える「成年後見人制度」や家の活用や管理を家族に委託できる「家族信託」という制度の活用が空き家対策には有効だと紹介していました。
会場ではこのほか、空き家の利用を仲介する「空き家バンク」への登録も呼びかけられていました。
参加した80代の女性は、「きょうだいの家が空き家になっているのでセミナーは参考になった。空き家バンクへの登録も検討したい」と話していました。
セミナーを企画した地域おこし協力隊の小田川貴子さんは「空き家について多くの人に考えてほしいので気になることがあれば気軽に相談してほしい」と話していました。