新型コロナ 青森県独自の警報・注意報終了 感染状況落ち着く

新型コロナウイルスについて、県内の感染状況が落ち着いていることなどから、県は今年度で県独自の注意報や警報のほか、専門家会議を廃止することを決めました。

これは、青森県が26日夜、新型コロナウイルスの県の専門家会議を開いて決めたものです。

この中では、新年度以降の新型コロナの医療体制について検討がなされ、感染状況が落ち着いていて医療ひっ迫につながるような感染拡大も起きていないことなどから、県が独自に発表する注意報や警報のほか、県の新型コロナの専門家会議を廃止することが決まりました。

また、県は引き続き毎週1回の定点把握の患者数の公表などは継続するものの、新型コロナ専用のコールセンターもことし7月で終了することも決めました。

このほか、医療機関の受診については、症状が重い場合でもかかりつけ医などの通常の医療機関を受診することになります。

青森県の宮下知事は「コロナ禍では前例のない対応も迫られたが、一定の科学的根拠を持って行われた専門家会議の役割は大きかったと感じている。この経験を生かして感染症や健康に対する危機に強い青森県を目指したい」と話していました。