県立北斗高校で紛失のUSBメモリー 校内で見つかる

県教育委員会は県立北斗高校で今月中旬に紛失が発覚したとしていた、令和元年度以降の通信制課程の入試の出願者299人の個人情報が入ったUSBメモリーが校内で見つかったと発表しました。

県教育委員会によりますと、今月13日、青森市にある県立北斗高校で、通信制課程の入試の選抜業務に使われていたUSBメモリーが、保管場所となっていた鍵付きのキャビネットからなくなっていることに担当の教員が気づき、学校が警察に盗難届を出していましたが、24日午後2時すぎ、別の教員がキャビネット内を見たところ、USBメモリーを発見したということです。

USBメモリーは、もともと保管していたキャビネット内の箱ではなく、卒業証書と卒業証書の間に挟むために使っていた厚紙の下にあったということです。

USBメモリー内のデータは、紛失前に業務で使用してから更新されていなかったということです。

ただ、キャビネット内は、紛失が発覚した際にすべて探したということで、県教育委員会は何者かが紛失したことを発表したあとに、USBメモリーをキャビネット内に戻した可能性もあるとみて、警察に出した盗難届を取り下げず、さらなる調査を依頼しています。

また、これまでに情報の漏えいなど、具体的な被害は確認されていないということです。