地元の五所川原市では大きな拍手と歓声

尊富士の地元・五所川原市で行われたパブリックビューイングの会場では尊富士の優勝が決まった瞬間、大きな拍手と歓声が沸き歓喜に包まれました。

五所川原市では、尊富士の優勝を地元の声援で後押ししようと24日も市役所でパブリックビューイングが行われおよそ160人が集まりました。

会場には尊富士の祖父母も応援に駆けつけ、緊張した面持ちで尊富士の土俵入りを見守っていました。

取組が始まると同時に会場からは「いけ」などと声援が上がり、尊富士が豪ノ山を押し倒して優勝を決めると多くの人たちが立ち上がって拍手を送り、会場は歓喜に包まれました。

祖母の工藤洋子さんは「きのう、けがをしたようだったので心配で一晩眠れませんでしたが、出場するとわかってからは1回で優勝を決めてほしいと願っていました。応援に駆けつけた人の記憶に残る相撲になったと思うので、『おめでとう』とともに『ありがとう』と言いたい」と話していました。

祖父の弘美さんは「きょうの相撲は最高だった。これからもけがをせずに三役を目指して頑張ってほしい」と話していました。

40代の女性は「すばらしい瞬間に立ち会えて尊富士の『記憶に残る相撲』ということばの通りになった。強い気持ちで前に出て当たり負けなかったのがかっこよかった。これからも多くのものを記憶にも記録にも残してほしい」と話していました。