「こども未来県民会議」で県民と知事が意見交換 青森市

少子化対策の立案に向けて県が設置した「こども未来県民会議」の3回目の会合が開かれ、出席者からは妊娠・出産で職場を離れてもポストを維持するなどの仕組み作りを県が進めてほしいといった意見が出されました。

県では少子化対策の立案に向けて幅広い意見を聞こうと、県民が参加する「青森県こども未来県民会議」を設置していて、16日、3回目の会合が青森市で開かれました。

会議で宮下知事は「こどもまんなか青森」をキーワードに子育て支援などの充実に取り組んでいくなどとあいさつしました。

このあと、県の子育て関連の新年度当初予算案などが説明され、出席した女性たちからは妊娠・出産で職場を離れてもポストが維持されるなどの仕組み作りや、精神的・時間的な余裕がないと子作りや子育てが難しいため休みを取りやすい職場環境作りを県が進めてほしい、といった意見が出されていました。

また、多くの出席者から国や県、それに市町村が行っている子育て支援などの情報を幅広く受け取れるような仕組みが必要だとの意見も出され、これに対して宮下知事は「大切な情報を通知するような子育て情報のプラットフォームは必要で、ぜひ進めたい」と述べました。