農業高校生が農家からりんごのせんてい学ぶ 青森 五所川原

五所川原市の農業高校の生徒が、りんご農家からりんごのせんてい技術を学ぶ講習会が開かれました。

これは、生徒にりんごの栽培で重要とされる枝のせんていについて学んでもらうことで質の高いりんご作りにつなげようと五所川原農林高校が外部から講師を招いて初めて開いたものです。

講習会に参加した生物生産科の2年生26人は、講師役の板柳町のりんご農家で作るグループのメンバーから、りんごのせんていを学びました。

この中で、講師役の人たちはりんごの枝についている花芽の大きさを確認してから余分な枝を切り落とすことや、枝の太さによってのこぎりとはさみを使い分けることなどが質の高いりんご作りにつながるとアドバイスしていました。

生徒たちは、アドバイスどおりに枝の花芽を確認したうえで枝を次々と切り落としていました。

参加した女子生徒は、「とても勉強になりました。りんごの栽培は、果実が大きくなっていく成長も見れて楽しいです。丸くて大きくて赤い立派なりんごになるようしっかり育てたいです」と話していました。

また、講師役の板柳町りんごわい化栽培技術研究会の齋藤克康会長は、「一生懸命に取り組んでくれてよかったです。この取り組みをきっかけにりんごの生産に興味を持ってくれる若い人が増えてほしいです」と話していました。