塩水で種もみを選別する「塩水選」の作業 鰺ヶ沢町

青森県のブランド米、「青天の霹靂」と去年全国での販売が始まった「はれわたり」の種もみを選別する作業が鰺ヶ沢町で行われました。

鰺ヶ沢町のコメの生産者、橋本慶毅さんの作業場では毎年この時期、コメ作りの最初の作業として塩水で種もみを選別する「塩水選」を行っています。

13日用意した種もみは「青天の霹靂」120キロと「はれわたり」45キロで、橋本さんたちは1.1パーセントの濃度の塩水に種もみを浸し、浮かび上がってきたもみをザルで丁寧に取り除き、沈んだもみをネットの袋に詰めていきました。

そして、作業場の近くを流れる川の水で種もみについた塩水をしっかりと洗い流していました。

「はれわたり」は先月発表された、コメの味などを評価する「食味ランキング」で最高の「特A」を獲得した一方、8年連続で「特A」だった「青天の霹靂」は初めて「A」となりました。

橋本さんは「青天の霹靂のランクが下がったと知った時はがっかりしました。ことしはどちらも特Aを取れるようさらに管理をしっかりしていきたい」と話していました。

橋本さんは来月上旬からこの2種類で苗を育て、5月中旬に田植えを行うことにしています。