AI活用デジタル教材 新年度からむつ市内の小中学校に導入へ

むつ市はAI=人工知能を活用したデジタル教材を提供する教育サービス大手と協定を結び、この教材を新年度から市内の小中学校に導入することにしています。

むつ市が市内すべての小中学校で導入を予定しているのは、タブレット端末で利用できるAIを活用したデジタル教材で、12日はこの教材が試験的に使われている第三田名部小学校の5年生の算数の授業を山本市長が視察しました。

ドリル形式の教材は、市が毎年春に行っている小中学生の学力調査の一人ひとりの結果をもとに習熟度に合わせた問題をAIが個別に出し、学習状況を教師が端末上でリアルタイムで把握できるということで、効率的な学習が進むことが期待されています。

このあと、山本市長は教材を開発した教育サービス大手「ベネッセコーポレーション」とこの教材の活用促進や学力調査の結果の分析への支援を盛り込んだ連携協定を結びました。

山本市長は「今後の子どもたちの学習意欲の向上につながると期待している。子ども一人ひとりの学びの強みや弱点をおさえた指導に役立てていきたい」と話していました。