弘南バス 来月からダイヤ改正 100便ほど減便へ

運転手不足や、いわゆる「2024年問題」に対応するため、弘南バスは来月からのダイヤ改正で運行本数を100便ほど減便すると発表しました。

津軽地方でおよそ180系統の路線バスを運行する「弘南バス」は減便の対象となる沿線自治体の了承が得られたとして6日、来月からのダイヤ改正を発表しました。

それによりますと、1日あたりの運行本数で、平日では100便あまり、土曜日や日曜・祝日はおよそ100便と、去年と比べ1割ほど減便されるということです。

減便される路線のうち、弘前市と旧岩木町を結ぶ▽弥生線、▽新岡・葛原線は、いずれも路線が重複している▽岩木庁舎線と統廃合して1日あたりあわせて24便減便するということです。

弘南バスでは、毎年20人ほどが退職するなど運転手不足が深刻化しているほか運転手の時間外労働の規制が強化される「2024年問題」に対応するため減便を決めたとしています。

弘南バス乗合部の菊池武史次長は「今回は通勤や通学の客が乗っている路線を削ることになり、大変申し訳ない気持ちです。依然として余裕がない状態なので今後も減便など検討していきたい」と話していました。