B2青森ワッツ運営会社“今季チーム解散迫られる可能性も”

バスケットボール男子Bリーグ2部の青森ワッツの運営会社は、筆頭株主が破産手続きに入ったことを受けて2日、記者会見を開き最悪の場合には今シーズン中にもチームの解散を迫られる可能性があると明らかにしました。

青森ワッツの運営会社、青森スポーツクリエイションは、筆頭株主として経営や運営に参画していた東京の会社、「ANEW Holdings」が先月、破産手続き開始の決定を受けたことから2日、記者会見を開きました。

この中で青森スポーツクリエイションの藤永裕二会長はクラブの経営状況について債務超過が昨年度末の時点でおよそ3800万円に上り、今後のクラブの安定経営にはことし6月までにおよそ5000万円が必要だと説明しました。

その上で、債務状況を改善できない場合、ライセンスが交付されず、最悪の場合には今シーズン中にもチームの解散を迫られる可能性もあると明らかにしました。

一方、ANEW Holdingsの破産管財人との調整が進み、金融機関から融資を受けられるなどすればチームを存続できると説明しました。

北谷稔行社長は「青森ワッツには応援してくれる人が数多くいる。一丸となってこの状況を乗り越えていきたい」と話していました。

バスケットボール男子Bリーグ2部の青森ワッツは、週末に行われたホームでの試合でいずれも勝利をおさめ、連勝を4に伸ばしました。
また、運営会社で経営危機が起きてチームの存続が危ぶまれるなか、3日の試合には今シーズン2番目に多い1798人の観客が訪れました。

Bリーグ2部の青森ワッツは、2日と3日、ホームの青森市の「マエダアリーナ」で福島ファイヤーボンズと対戦しました。

2日の1戦目は青森ワッツが優位に試合を進め92対84で勝利し、3日の2戦目も、前半は1度もリードできませんでしたが、後半は、立て続けに3ポイントシュートを決めるなど追い上げを見せ85対82で勝利しました。

4連勝の青森ワッツの通算成績は、25勝20敗となり順位は変わらず東地区3位です。

また、運営会社で経営危機が起きてチームの存続が危ぶまれるなか、3日の試合には、今シーズン2番目に多い1798人の観客が訪れたということです。

次の試合は今月9日と10日、アウェーの盛岡タカヤアリーナで岩手ビッグブルズと対戦します。