弘前の高校生 トウガラシと黒ニンニクを使ったスイーツを考案

弘前市の高校生が地元特産のトウガラシと黒ニンニクを使った新しいスイーツを考案し、20日、お披露目されました。

「KUROウニー」と名付けられたこのスイーツは、地元特産の食材のおいしさをお菓子で表現しようと、弘前実業高校家庭科学科の3年生が卒業記念で考案した、ブラウニーと呼ばれるチョコレートケーキです。

20日は女子生徒3人が市内にある菓子店の作業場を訪れ、21日から始まる販売を前にスイーツ作りを行いました。

生徒たちは、菓子店の店主から指導を受けながら、溶き卵と湯せんしたチョコレートに地元特産のトウガラシ、「清水森ナンバ」の粉末を混ぜ合わせたあと、県内で生産されている「黒ニンニク」とクルミを載せてオーブンでじっくりと焼き上げていました。

生徒たちによりますと、「KUROウニー」は、濃厚なチョコレートケーキの中に清水森ナンバのほのかな辛さと、黒ニンニクのフルーツのような甘みが感じられ、うまみが複雑に絡み合う逸品になったということです。

新作スイーツを考案した女子生徒は「黒ニンニクや清水森ナンバを食べたことがない若い世代にこのスイーツを食べてほしい。青森県の特産品を知るきっかけにしてもらいたい」と話していました。

生徒たちが考案した「KUROウニー」は1つ税込み270円で、弘前市の観光施設「津軽藩ねぷた村」と東京の青森県特産品センターなどで21日から販売されます。