青森県内 インフルエンザ患者数 再び増加傾向に 感染対策を

県内で確認されたインフルエンザの患者数が再び増加傾向になっていることから、新たに青森市や八戸市などを含む地域で注意報が出されたほか、子どもを中心に症状が出るいわゆる「溶連菌感染症」の一種も警報レベルに近づいていて、県は手洗いや消毒などの感染対策を呼びかけています。

青森県は、今月11日までの1週間の感染症の発生状況を16日、発表しました。

それによりますと、インフルエンザの県内58の医療機関での患者数は646人と前の週から200人以上増えて再び増加傾向になっています。

1医療機関当たりのインフルエンザの患者数では、八戸市と三戸地方保健所の管内は17.67人、青森市と東地方保健所の管内は13.09人、五所川原保健所管内は11.43人と基準値となる「10人」を超えたため、3つの地域に対して注意報が新たに出されました。

また、子どもを中心に発熱やのどの痛み、全身のだるさなどの症状が出るいわゆる「溶連菌感染症」の1つ=「A群溶血性レンサ球菌咽頭炎」も青森市と東地方保健所の管内で警報レベルに迫りつつあります。

このため、県はマスクの着用や手洗い、消毒、室内のこまめな換気といった基本的な感染対策などを行うよう呼びかけています。