青森県内のイトーヨーカドー4店舗 県内から完全撤退へ

大手スーパー、イトーヨーカドーの運営会社は、構造改革の一環として、青森県内の4店舗を含む全国17店舗の営業を順次、終了する方針を明らかにしました。

大手スーパー、イトーヨーカドーの運営会社は、去年2月までの1年間の決算が3年連続の最終赤字となるなど、業績の不振が続き、親会社のセブン&アイ・ホールディングスは、再来年2月までの3年間で33店舗の削減を行うなど、構造改革を進める方針を決めています。

こうした中、運営会社は、現在、北海道内にある6店舗と東北の青森、岩手、宮城、福島の4つの県に展開している8店舗について、順次、営業を終了し、北海道と東北から撤退する方針を固めました。

また、長野県内の2店舗と新潟県内の1店舗についても、順次、営業を終了して、それぞれの県から撤退し、合わせて17店舗を削減する方針です。

このうち、現在4店舗が営業している青森県内では、青森市浜田にある「イトーヨーカドー青森店」はことし8月ごろに、弘前市の「イトーヨーカドー弘前店」はことし10月ごろに、神奈川県に本社を置くスーパー「ロピア」の運営会社に事業が引き継がれるということです。

また、五所川原市の大型商業施設「ELM」によりますと、「ELM」で現在営業していて来月末の閉店が決まっている「イトーヨーカドー五所川原店」の跡地には、ことし夏に「ロピア」がオープンするということです。

一方、八戸市のショッピングセンター「ピアドゥ」で営業している「イトーヨーカドー八戸沼館店」は、関係者によりますと、ことし夏ごろに閉店するということです。

ピアドゥによりますと、閉店後のテナントなどは決まっていないということです。