県内の新型コロナ患者数 去年12月以降緩やかな増加傾向続く

県内で確認された新型コロナウイルスの患者数は、去年12月以降、緩やかな増加傾向が続いていて、県は、手洗いなどの感染対策を呼びかけています。

県は、今月4日までの1週間の県内の感染症の発生状況を8日、発表しました。

それによりますと、県内59の医療機関での新型コロナウイルスの患者数は前の週より146人増え、634人でした。

1医療機関あたりの平均では10.75人と、10人を超えるのは去年9月以来で、去年の12月ごろから緩やかな増加傾向が続いています。

1医療機関あたりの平均を保健所ごとにみると、八戸市保健所と三戸地方保健所の管内で14.08人、上十三保健所管内で14人、青森市保健所と東地方保健所の管内で10.67人、五所川原保健所管内で9.29人、弘前保健所管内で7.85人、むつ保健所管内で7.33人となっています。

一方、県内で確認されたインフルエンザの患者数は、県内59の医療機関で前の週より33人増えて425人とほぼ横ばいです。

このほか、子どもを中心に高い熱やのどの痛みなどの症状が出る咽頭結膜熱の警報は、引き続き、青森市と東地方保健所の管内と、八戸市と三戸地方保健所の管内で出されています。

県は、冬場は空気の乾燥などから感染症が広がりやすいとして、手洗いなどの基本的な感染対策の徹底を呼びかけています。