弘南鉄道 試験を終えた受験生に最寄り駅でカイロ配る

6日、県内で私立高校の入学試験が一斉に行われましたが、こうした中、弘南鉄道は弘前市の試験会場の最寄り駅で試験を終えたばかりの受験生にカイロを配ってねぎらいました。

津軽地方を運行する弘南鉄道は、私立高校の入試に臨んだ受験生をねぎらうため、毎年、試験が行われた沿線の高校の最寄り駅で職員たちが使い捨てのカイロを配っています。

6日も弘前市の義塾高校前駅では、試験を終えたばかりの受験生たちに「お疲れさまでした」などと声をかけながらカイロを手渡していました。

カイロの袋には「あなたのことをいつも応援しています」とか、「県立高校の受験を控えている方もいると思いますが、引き続き体調を壊さないようにして頑張ってください」などといったメッセージも添えられていて、受験生たちはほっとした表情を浮かべながら受け取っていました。

カイロを受け取った受験生は「とても温かい気持ちになりました。受験のお守りにして県立高校の試験が終わってから使いたい」と話していました。

弘南鉄道の中田正志業務部長は「受験生を応援する気持ちとまた鉄道を利用してほしいという気持ちをこめて配った。試験が終わり、ほっとして少し冷えてくるかと思うので、カイロを使って暖まってもらえれば」と話していました。