全国の大学生が考えたアップルパイのレシピのコンテスト 青森
管理栄養士を目指す全国の大学生が考えたアップルパイの味わいや独創性などを競うコンテストが、青森市で開かれました。
このコンテストは、学生の間で品種ごとの特性やほかの食材との相性などりんごについて学ぶ機会を増やそうと、県りんご対策協議会が、管理栄養士の養成課程のある全国の大学と連携して昨年度から行っているものです。
今年度はスイーツ、総菜、それぞれの地域の特産品とのコラボの3つの部門で、オリジナルのアップルパイのレシピを募集し、26の大学より231のレシピが寄せられました。
6日は、書類審査を通過した10のレシピに基づいて作られたアップルパイの最終審査が行われました。
審査は、味わいや風味のほか、独創性や一般の家庭で作れるかなどを基準に行われ、審査員を務めたパティシエと料理家の2人は、レシピや素材を確認しながら一口ずつ試食をしました。
そして、審査の結果、3つの部門を含めたグランプリには、弘前市の柴田学園大学の1年生3人が考案した、シュークリームのような見た目の生地で県産りんごの入ったカレーを上下で挟んだ「りんごのひとくちカレーパイシュー」が選ばれました。
このアップルパイは、冷凍パイシートから比較的簡単にシュークリームのような見た目の生地を作ったアイデアなどが高く評価されたということです。
審査にあたった料理家の「なぎさなおこ」さんは「家庭で簡単に作れるスイーツの代名詞がアップルパイだと思う。学生がさまざまなアップルパイを考えてくれて、選考はとても悩んだが楽しく審査ができた」と話していました。