県立美術館でデジタル技術を活用したアート作品の展示会

スマートフォンをかざすと恐竜が画面から飛び出す作品などデジタル技術を活用したアート作品を集めた展示会が県立美術館で開かれるのを前に2日、報道機関に公開されました。

このアート展は3日から県立美術館で開かれ、これを前に2日は作品を手がけたクリエーターや関係者が会場を訪れて、その様子が報道機関に公開されました。

会場にはデジタル作品21点が展示され、このうち、高さ2メートル、幅3メートル余りのスクリーンにシロクマを映した作品は所定の位置から見ると氷の箱から飛び出しているように見え、気候変動に警鐘を鳴らすメッセージが込められているということです。

また、恐竜の骨が描かれた作品はスマートフォンをかざすと画面から恐竜が飛び出し、その後、体が色鮮やかなねぶた絵の模様に変化し、お囃子の音とともに飛び跳ねる仕掛けが施されています。

このほか会場には出展しているクリエーターのアドバイスのもと一般の人が制作した作品も展示されています。

展示会を運営する県環境生活部県民生活文化課の三浦和主査は「子どもから大人まで楽しむことができるので、ぜひ多くの人に訪れてほしい」と話していました。

この「デジタル×アート展」は県立美術館の「コミュニティギャラリーA」で3日から今月11日まで開かれます。