青函トンネル記念館 ケーブルカー修理に寄付呼びかけ

外ヶ浜町の「青函トンネル記念館」では、去年、名物のケーブルカーの車体に亀裂が見つかったあと、資金不足から修理できない状態が続いていて記念館はクラウドファンディングで寄付を呼びかけています。

外ヶ浜町の「青函トンネル記念館」では、海底トンネルにつながるケーブルカーが名物となっていますが、去年9月、車体を支えるフレームに亀裂が見つかって運行できなくなり、その後、来館者数が半減しました。

去年11月からは当初から予定されていた冬期休業に入っていますが資金不足で修理できない状態が続いていて記念館はことし4月の営業再開までに修理を終えようと1日からクラウドファンディングで寄付を呼びかけています。

記念館では来月末までに500万円を集めることを目標にしていて、2日午後3時の時点で90万円以上の寄付が集まっているということです。

記念館の工藤幸治館長は「来館者数が順調に回復してきた矢先に亀裂が見つかり本当に残念だった。青函トンネルの建設と同様、困難なプロジェクトを何としても乗り越えたい」と話していました。

記念館では去年もケーブルカーの大規模な整備費用が賄えなくなってクラウドファンディングで1000万円余りを集め、なんとか運行にこぎ着けていました。