青森県 外国人労働者5600人近くに 増加率は全国最高

県内で働く外国人労働者の数は去年10月の時点で5600人近くと過去最多を更新しました。
前の年からの増加率は28.7%と全国で最も高くなりました。

青森労働局によりますと県内で働く外国人の数は去年10月の時点で5584人とこれまでで最も多かった前の年を1244人上回り過去最多となりました。

国籍別にみると
▽ベトナムが2444人で全体の4割以上を占め、
▽次いで中国の614人▽インドネシアの598人などとなっています。

また、前の年からの増加率は28.7%と全国での増加率の12.4%を大きく上回り、都道府県別では最も高くなりました。

国籍別では
▽インドネシアと
▽ミャンマーからの労働者がそれぞれ前の年より2倍あまり増えていて高い増加率となっています。

また、就労先を産業別にみると
▽「製造業」が37.3%と最も多く
そのほか
▽「宿泊業・飲食サービス業」が10.2%
▽「農業・林業」が10%
▽「医療・福祉」が9.5%などとなっています。

青森労働局によりますと県内の外国人労働者を雇用する動きは、特に農業や介護などの分野で広がっているということです。

青森労働局職業安定部の鈴木威至部長は「県内の人手不足の状況を考えると今後もこの傾向は続くのではないか。引き続き事業所を直接訪問するなどして県内で働いている外国人の状況を把握し、トラブルなどが起こらないよう取り組んでいく」と話していました。