地震の被災地へ 三沢市の中学生が校内で集めた義援金を寄付

能登半島地震で被災した人たちに役立ててもらおうと、青森県三沢市の中学生が義援金を校内で自発的に集め、地元の団体を通じて寄付しました。

青森県三沢市の堀口中学校では、能登半島地震で被災した人たちに義援金を送ろうと、生徒会のメンバー12人が先週の5日間、毎朝、登校の時間に学校の玄関で募金箱を持って協力を呼びかけ、生徒や教員などからおよそ6万円が集まりました。

生徒会のメンバーは集まった義援金を30日、学校を訪れた社会福祉協議会の関係者に手渡しました。

協力を呼びかけた男子生徒は「被害がどれほどか自分たちには想像できませんが、少しでも力になりたいと活動を始めました。学校が一致団結して義援金を集めることができたと思います」と話していました。

義援金はこのあと、青森県共同募金会を通じて石川県側に送られるということです。

中心となって協力を呼びかけた荒谷菜梛子さんは「被災地の復興に役立ててほしい。現地では中学校が避難場所となり、一部の中学生は思うように勉強できない状況だと聞いているので、一日でも早く復興してほしい」と話していました。