センバツ高校野球 青森山田高校と八戸学院光星高校の2校選出

ことし3月に甲子園球場で開幕するセンバツ高校野球の32校が発表され、青森からは青森山田高校と八戸学院光星高校の2校が選ばれました。
春のセンバツに県内の2校が選ばれるのは2016年以来、2回目です。

ことしで96回目を迎えるセンバツ高校野球の選考委員会が26日、大阪市内で行われ、出場32校が決まりました。

このうち、去年秋の地区大会の成績などを参考にした「一般選考」で、青森からは去年秋の東北大会で優勝した青森山田高校と準優勝した八戸学院光星高校の2校が選ばれました。

青森山田高校のセンバツ出場は8年ぶり3回目、八戸学院光星高校は5年ぶり11回目です。

青森からは、2016年にもセンバツに2校が選出されていて、このときも、青森山田高校と八戸学院光星高校でした。

ことし8月に開場から100周年を迎える甲子園球場で開かれる節目の大会は3月8日に組み合わせ抽せんが行われ、18日に開幕し、休養日を含めて13日間の日程で行われます。

青森市の青森山田高校では午後3時ごろから監督や部員たちが教室に集まりセンバツ大会の出場校発表の様子をインターネットのライブ配信で見守りました。

学校名が読み上げられると会場から拍手がおき、その後、50人あまりの部員たちは大きな声を出して喜びを分かち合っていました。

青森山田高校は、去年秋の高校野球東北大会で同じ青森県勢の八戸学院光星高校を決勝で破って優勝し8年ぶり3回目のセンバツ出場となりました。

夏の大会も合わせた甲子園の出場も7年ぶりとなります。

キャプテンの橋場公祐選手は「やっと発表されてほっとしました。大会ではこの冬の練習の成果をしっかりと出して優勝を目指して1戦1戦、戦っていきたい」と話していました。

また、兜森崇朗監督は、「甲子園から遠ざかっていた期間が長く、チームとして苦しかったがそれを選手たちが強い気持ちで切り抜けてとても頼もしく思う。ライバルでもある光星高校とのダブル出場なのでセンバツでもまた試合が出来るように大会を勝ち進んでいきたい」と話していました。

一方、八戸市の八戸学院光星高校では、午後3時半からセンバツ高校野球の選考委員会がインターネットで配信する出場校発表の様子を90人の野球部員たちがかたずを飲んで見守りました。

そして、学校名が読み上げられると部員たちは大きな声で「よっしゃ!」と歓声をあげて喜んでいました。

八戸学院光星高校は、去年秋の高校野球東北大会で準優勝となり、5年ぶり11回目のセンバツ出場となりました。

キャプテンの砂子田陽士選手は「率直にすごくうれしい。センバツでは明るく全力プレーで勝ちにこだわってやっていきたいと思う。打線に磨きをかけてどこにも負けないチームをセンバツまでの残りの時間で作っていきたい」と話していました。

また仲井宗基監督は、「甲子園は何回でも行きたい場所だし、出場することができて幸せだ。センバツでは、東北代表として恥ずかしくない模範になるような野球をしていきたい」と話していました。