持続可能な農林水産業について王林さんがトークセッション

持続可能な農林水産業について県内の農家や漁業者とタレントの王林さんが話し合うイベントが青森市で開かれ、王林さんは「農林水産業に明るいイメージを持ってもらえるような発信をしていきたい」と話しました。

このイベントは農林水産業の担い手確保と持続的な発展を目指そうと県が23日、青森市で開き、県内の農業や漁業の関係者など400人余りが集まりました。

はじめに宮下知事が現場との意見交換を通じて生産者の技術力や収益の向上に取り組むことなどを盛り込んだ、来年度から5年間の農林水産業の振興策を発表しました。

その後のトークセッションでは県内の農家や漁業者、それにタレントの王林さんも登壇し担い手確保に向けたアイデアなどを話し合い、農家などからは若い世代を引き込むには収入の安定が何より重要だとか、生産者どうしのつながりを持てる機会を作ってほしいといった意見が出されました。

これに対し、王林さんは「青森県の農家や漁業者の取り組みのすばらしさを多くの人に伝え、業界に明るいイメージを持ってもらえるような発信をしていきたい」と話しました。

来年度から野菜の栽培などを始めるという青森県営農大学校の学生は「担い手の確保には収入の安定が重要だという話にとても共感した。自分も農業を始める人を増やせるような発信をしていきたい」と話していました。