閉校予定の小学校 大谷選手から届いたグローブで思い出作り

来年3月に閉校することとなったむつ市の小学校で、大リーグの大谷翔平選手から届いたグローブを使った特別授業が行われました。

むつ市大畑町にある正津川小学校は現在、9人の児童が通っていますが、児童数が年々減っていることなどから、来年度いっぱいで閉校することになりました。

こうしたことから、むつ市は児童たちに学校での思い出を作ってもらおうと大リーグの大谷翔平選手が全国の小学校に寄贈したグローブのうち、この学校に届いた3つのグローブを使った特別授業を行いました。

このうち、5年生の3人はまずマンダラチャートと呼ばれる大谷選手が高校時代に活用していた「目標達成シート」の記入に挑戦しました。

シートの真ん中には、「最後で最高の6年生にするには」という目標が書かれていて、子どもたちは、その周りに「あいさつをする」とか「みんなと仲良くする」などと目標を達成するために自分たちでできることを書いていきました。

このあと、体育館で出席したすべての児童が参加してキャッチボールやティーバッティングを活用したゲームを行い児童たちは大谷選手から贈られたグローブを順番に使って楽しみながらプレーを行っていました。

最後に児童たちは大谷選手に宛てたメッセージ動画を作成し、グローブを片手に思い思いに感謝の言葉を述べていました。

参加した5年生の男の子は「グローブは軽くて使いやすく、今日はいい思い出になった。将来は漁師になりたいと思っているので、大谷選手のように一つ一つ目標を立てて、失敗したら次に活かして頑張っていきたい」と話していました。