外国人観光客増加へ 受け入れ体制を考えるセミナー 青森市

外国人観光客をさらに呼び込もうと、県内の観光関係者を対象に受け入れ体制を考えるセミナーが青森市で開かれました。

青森県が開催したこのセミナーには、外国人観光客を受け入れる県内の宿泊施設や観光施設の担当者や自治体関係者など30人余りが参加しました。

講師には、インバウンドの受け入れについてアドバイスする会社の代表・小野秀一郎さんが招かれ、「外国人観光客の対応を円滑にし満足度を上げる工夫として、多言語に対応したスマートフォンなどの翻訳サービスを用意すべきだ」と述べました。

そのうえで外国人観光客が見て分かるように宿泊施設や観光施設などに喫煙所や風呂などを示すピクトグラムを掲示することや複数の外国語でお土産を説明するポップを用意することなどを紹介しました。

参加した飲食店の社長は「外国語に対応できるスマホのツールを確認したい。外国人観光客のニーズに一つずつ対応していければと思う」と話していました。

青森県誘客交流課の佐藤宏課長は「県内のインバウンドを増加させるために観光事業者と一緒に受け入れ体制を整え、青森県の魅力を発信していきたい」と話していました。