“数十年に一度だけ咲く”リュウゼツランが開花 平内町の公園
数十年に一度だけ咲くと言われる多肉植物、「リュウゼツラン」が青森県平内町の公園で花を咲かせています。
リュウゼツランは中南米に自生している多肉植物で、数十年に一度だけ花を咲かせると言われていて、平内町の夜越山森林公園のサボテン温室ではおよそ100種類が育てられています。
このうち、50年以上前の開園当時から植えられているリュウゼツランが先月、数百個の小さなつぼみをつけ、そのうちの一部で花が咲いているのが今月6日に確認されました。
今回咲いたのは、国内での開花の例が少ないチタノタ種の「エスピーナンバーワン」と呼ばれる品種で、8メートルほどの高さに育った茎の中ほどを取り囲むように黄色く細長い数百個の花が咲いています。
公園によりますと、あと10日ほどは開花している様子を楽しめるのではないかということです。
公園で植物の管理をしている木村功一さんは「開花の例が少なくどんな花が咲くのかわくわくした。きれいというより珍しい花で、この株が花をつけるのは開園以来初めてなのでぜひこの機会に見てほしい」と話していました。