韓国の大学生 青森県で少子高齢化対策や地方再生を学ぶ

海外の学生に日本への理解を深めてもらう外務省のプログラムの一環で、韓国の大学生が青森県を訪れていて少子高齢化対策や地方再生の事例について学んでいます。

外務省は日本への理解を深めてもらおうと年間を通じて世界各国から若者を招いていて、今月、青森県には日本語などを専攻する韓国の学生63人が滞在しています。

この「韓国青年訪日団」の歓迎式が先週、青森市の「アスパム」で開かれました。

県観光国際戦略局の松尾英輔次長は「青森らしい冬の景色を楽しみ、多くの県民とふれあって青森の魅力を韓国で広く伝えてほしい」とあいさつしました。

このあと一行は「アスパム」にある3Dシアターで冬の県内の観光名所や夏の青森ねぶた祭りなどを紹介する映像を見て県内での滞在に期待を高めている様子でした。

今回の訪問は、少子高齢化対策と地方再生がテーマで、一行は、五所川原市周辺でホームステイをするなど、16日までの6日間、県内に滞在し、フィールドワークを行うことにしています。

ソウルの大学で日本語や日本文化を専攻している大学2年生は「雪が高く積もっていて驚いた。青森は韓国ではあまり知られていないので、青森の魅力を知って伝えていきたい」と話していました。