海外からの観光客増加を見込み青森県が通訳案内士の研修会

クルーズ船の寄港が増えるなど海外から県内を訪れる観光客の増加が見込まれる中、県は観光地を案内する技術を磨いてもらおうと通訳案内士を対象に研修会を開きました。

この研修会は県が11日、青森市にある昭和大仏で有名な青龍寺と「ねぶたの家ワ・ラッセ」で開き、県内の通訳案内士、およそ10人が参加しました。

このうち「ねぶたの家ワ・ラッセ」では、参加した通訳案内士は展示されているねぶたの実物や模型について観光客役の外国人にかわるがわる解説しました。

参加者はこのあと、講師から観光客から質問を受けたらほかの観光客の前でもその質問を繰り返して共有することや、県内の地名について解説する際には観光客が土地に詳しくないことを踏まえて位置関係などを丁寧に説明することなどアドバイスを受けていました。

参加した60代の男性は「ねぶたの説明は難しいのできょうは非常に勉強になった。青森の良さと文化をアピールしてまた来てもらえるようにしたい」と話していました。

県誘客交流課の担当者は「誘致するには魅力的なツアーと来てくれた人の言語で青森県の魅力を伝えることが必要で、通訳ガイドの役割はますます重要になる。県としてもしっかり対応していきたい」と話していました。