夏秋イチゴや酒かすの天然酵母を使ったせっけん開発 むつ市

むつ市などに住む5人の女性が、下北地域で生産が盛んな夏秋イチゴや、酒かすの天然酵母を使ったせっけんを開発し10日、むつ市の山本市長に報告しました。

10日、むつ市役所を訪れたのは市内でパン屋を営む中川礼子さんなど女性5人のグループです。

せっけんは、下北地域で生産が盛んな夏秋イチゴの規格外の実や、むつ市の酒造会社の酒かすの天然酵母を配合して開発され、それぞれ植物や花の香りのする2種類が作られました。

去年9月からクラウドファンディングで資金を募り1か月半で150万円余りを調達して開発し、使ったあとのすべすべした感触が特徴だということです。

中川さんは、「おかげさまでクラウドファンディングが成功し完成したせっけんをお持ちしました。しっとりした使い心地なのでぜひ使ってください」と述べました。

山本市長は「市としてもできることがあれば支援していきたい」と述べ今後の事業展開に期待を示しました。

せっけんは、すでにインターネットなどで販売されていてグループでは今後も下北地域の素材にこだわりながら祝い事向けの紅白のせっけんや土産物向けの小さな商品の販売も検討しているということです。

せっけんを開発した中川礼子さんは「完成してうれしかったです。みなさんに使っていただけるせっけんになってほしい」と話していました。