大間町でことし最初に水揚げされたマグロ 初競りに向け出荷

「大間まぐろ」のブランドで全国に知られる青森県大間町でことし最初に水揚げされたマグロが、5日、東京・豊洲市場などで行われる初競りに向けて出荷されました。

本州最北端の大間町で水揚げされるマグロは、東京の豊洲市場と以前の築地市場の初競りで、去年まで12年連続で最高値をつけ、去年は3604万円で競り落とされるなど「大間まぐろ」のブランドで全国に知られています。

港では4日、ことし最初のマグロの水揚げが行われ、漁協の人たちが漁船から大きなマグロをつり上げて荷さばき所に運び、重さを量ったあと氷入りのコンテナや出荷用の木箱に入れていました。

大間漁業協同組合によりますと、4日に出荷されたのは、去年の年末に水揚げされたものも含め、木箱とケースに入ったマグロあわせて36本で、大きいものでは重さが230キロを超えるものもあったということです。

マグロは午前と昼の2回に分けて出荷され、4日に水揚げされたばかりのマグロを積み込んだ第2便のトラックは正午ごろ、東京・豊洲市場などでの初競りに向けて出発しました。

大間漁協の小鷹勝敏組合長は「漁師たちは初競りで一番をとる気持ちでいる。高値で売れればいいと思う」と話していました。