県立中央病院で感染性胃腸炎の集団感染発生か

青森県立中央病院で入院患者あわせて56人がおう吐や下痢などの症状を訴え、県は症状から感染性胃腸炎の集団感染が発生した疑いがあるとして、保健所が原因の特定を進めています。

県によりますと、先月31日から3日にかけて、青森県立中央病院にある12の病棟のうち11の病棟で、20代から90代の男女の入院患者あわせて56人がおう吐や下痢などの症状を訴えました。

ほとんどの人は軽症ということですが、県は、症状などから感染性胃腸炎の集団感染が発生した疑いがあるとしています。

県によりますと、症状を訴えた56人の入院患者全員は、病院内の調理室で作られた食事を食べていたことから、病院は、調査結果がわかるまでは調理室を使わずに、保存食などを使った食事を提供するとしています。

保健所の調査結果は、9日以降に判明する見通しです。

県病院局の富谷正行局長は「現在、原因や詳細について確認しているところです。患者や関係者にはご心配とご迷惑をおかけします。ご理解のほどよろしくお願いします」とのコメントを出しています。