高校生が大型門松作り体験教室 青森 五所川原

お正月が近づき五所川原市の高校では高さ1メートル60センチの大型の門松作りに挑戦する体験教室が開かれました。

五所川原農林高校では、生徒たちに、日本の伝統文化を学んでもらおうと、毎年この時期に、門松作りの体験教室を開いています。

19日は、3年生およそ30人が、先月中旬から手がけてきた4基の門松を仕上げる作業を行いました。

生徒たちは、門松の中心の3本の竹の周りに実習用の林から集めたスギの枝を差し込んだうえで丁寧にハサミで刈り込み形を整えていました。

そして、マツやウメ、それにしめ飾りなどを飾りつけ、高さ1メートル60センチの大型の門松を完成させました。

門松の竹の断面は生徒たちのこだわりで笑った顔に見えるようにつくられています。

このほか生徒たちは高さ50センチから70センチほどの小型の門松も制作し、縁起がよいとされる、カメの姿のわら細工を門松の中央に飾り付けて完成させていました。

参加した男子生徒は、「この門松を見てくれる人たちにとって、来年がいい年であればいいなと思います」と話していました。

大型の門松は、学校の正面に飾られ、小型の門松は、生徒たちが自宅に持ち帰って飾るということです。